Question  夏休みに海外旅行を計画しているのですが、生理にあたりそうなのですがどうしたらよいでしょうか?  Cat

Answer  月経の移動についてお話しましょう。結婚、旅行、スポーツなどの日程がちょうど月経と重なり、どうしたらよいかというご相談は結構多いものです。これらの場合、産婦人科で処方されたホルモン剤を計画的に飲むことによって月経を人工的に移動させることができます。

(1) 月経を早める方法。月経開始5日目より月経を起させたい日の3日前までホルモン剤を1日1錠飲みます。飲む期間は少なくとも10日間は必要です。これ以下の短い期間の服用では十分な効果は期待出来ません。実際問題として前回の月経開始から15日以内に次の月経を来させたいというご希望は有り得ないはずです。すなわち月経を早めるといっても28日型の方であれば最大限10日早めることが出来るわけです。

(2) 次に月経を遅らせる方法。予想される月経開始日の5日以上前からホルモン剤を飲みはじめ、月経の発来を希望する日の3日前まで飲み続ける。遅らせるといっても30日以上遅らせることには無理があります。また、特に月経を遅らせる場合では、確実に避妊をしておかないと、妊娠初期にホルモン剤を内服することになります。

一般的にこれらのホルモン剤の服用初期に嘔気(ムカムカ感)、倦怠感といった副作用を感じる方がいます。しばらく服用すると感じなくなるのですが、月経を遅らせる場合はご本人にとって結婚式など重大な時期には「月経は遅らせたが、ムカムカしてむしろその方が苦痛だった」といったことも有り得ます。したがって時間的な余裕を持って産婦人科を受診され、十分な月経移動の計画を立てられる方が安心できると思います。移動させたい月経の予定日より約1ヶ月前に産婦人科にご相談されるのがよいと思います。

また、これらの目的でホルモン剤を飲んでいるときに、飲み忘れると出血が始まることになるので、飲み忘れないようにすることが大切です。また、万が一飲み忘れた場合の処置についても聞いておく必要があります。

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