Question  先日友人が生理が1週間遅れたと言って騒いでいたのですが…、私は月経がはじまった時から、10日以上遅れたり、来ない月があったりしていました。20代後半を過ぎてからは来ない月はないのですが、やはり一週間ぐらい遅れたり、5日ぐらい早くなったりしています。でも、きちんと毎月来ているのであまり気にはしていなかったのですが、やはり私は生理不順なのでしょうか?皆さんはどの程度毎月、同じ日に来ているのでしょうか?  Cat

Answer  月経開始より起算して、次回の月経開始日までの日数を月経周期日数と言います。すなわちカレンダーの1日より月経が開始し、29日より次回の月経が開始した場合は月経周期日数は28日となります。正常範囲は周期日数が25~38日の間にあり、その変動が6日以内であると定義されています。月経周期日数が短くなり24日以内で発来した月経を頻発月経といいます。さらに月経周期日数がが延長し、39日以上で発来した月経を希発月経といいます。上記の正常周期にあてはまらない月経を不整周期といいます。

それとは別に妊娠していないのに月経がない無月経という状態もあり、これまでにあった月経が3ヶ月以上停止したものを「無月経」といいます。この無月経はさまざまな原因で起こりますが、頭の中にある「視床下部」や「下垂体」という月経や排卵に関係しているホルモン分泌をしている場所、あるいは下腹部にある「卵巣」の障害が原因でおこると考えられています。この無月経の状態が長期に続くと、女性ホルモンの分泌の低下が長期にわたるため、皮膚の乾燥、コラーゲン低下による皮下の弾力低下、子宮や卵巣に対する悪影響、骨量低下、膣粘膜萎縮、乳房萎縮、コレステロール上昇、さらには妊孕性の低下など大きな影響が考えられます。したがって無月経は産婦人科できちんと管理して、月経が順調に発来するように加療する必要があります。

おたずねの場合は前述の無月経ではなく、不整周期に当てはまると思われます。この場合は医学的には必ずしも治療は必要ではありません。周期は不整であっても、女性ホルモンは分泌されており、無月経のようなさまざまな障害は起こりません。したがって安心されてよいと思います。

しかし、生活してゆく上で次回の月経がいつくるのかわからないと困るといったことはよくあります。たとえば旅行、スポーツなどの計画を立てようにも月経の予測ができないと不便です。このような場合は産婦人科でご相談されれば、きちんと予測どおりに月経がくるようにホルモン治療をすることができます。さらにちょうど旅行、スポーツなどの行事と月経が重なる場合は重ならないように月経を早めたり、遅らせたり調節することも可能です。おたずねの方もこのようなご不便があれば気軽に産婦人科を受診され、不整周期の対策を考えられたらいかがでしょうか。なお、不整周期であってもご不便を感じておられなければ放置されてもかまわないと考えられます。