Question  不正出血があり産婦人科へ行った時に、「子宮の入り口にポリープがある」といわれました。子宮がんになるのではないかと心配です。ポリープを取るとも言われたのですが、大丈夫でしょうか? 取るときの痛みはどんなんでしょうか?  Cat

Answer  子宮の入り口にできる粘膜の増殖によって起きるもので、子宮頚管ポリープと呼ばれるものでしょう。子宮頚管ポリープが発生する原因は不明ですが、産婦人科ではよくある病変です。最初は粘膜がいぼのように盛り上がり、時間が経過するとだんだん大きく長くなり、大きなものでは小指大位なものもあります。また、1個のこともありますが、しばしば多発性となり2個~3個発生していることもあります。症状としては、ポリープは不正出血の原因になることが多いのですが、それ以外には症状として自覚されるものはありません。

子宮頚がんへ進展してゆくのではないかとご心配のようですが、子宮頚管ポリープと子宮頚がんは全く別の疾患で、子宮頚管ポリープから子宮頚がんが発生するといったことはありませんので、ご安心下さい。もちろん、子宮頚がんの前がん病変である子宮頚部異型上皮とも関連性はありません。

子宮頚管ポリープの診断は膣鏡で子宮口を見るだけでおよその診断はできます。しかし、必ず切除して病理学的な組織検査を行って悪性病変のないポリープ病変だけであることを確認する必要があります。

治療は一般的な大きさの子宮頚管ポリープの場合は根元を器具ではさんで捻り取るのが一般的です。この際患者さんが痛みを感じられることはありません。全く無痛といってよいと思います。ただし、子宮頚管ポリープを捻り取ったあとは再発しやすいので充分に掻爬してポリープ組織を完全に取ることと、ポリープ切除後の出血の予防と再発予防のために電気凝固焼灼、凍結療法、レーザー処理などを行うこともあります。また、極端に大きなポリープの場合は根元を糸で結紮後切断するような場合もあります。また、子宮頚管炎を起こしていることも多く、その際には抗生剤の膣錠による治療も行うことがあります。

子宮頚管ポリープ切除後はその再発の有無を確認するために手術後も年に一度診察を受けられたほうがよいと思われます。