2021年7月~
2021年9月29日(水) 母の死去後
母の死去に伴い様々な作業が発生しました。まず死亡届、死亡診断書(私が書きました)、通夜と葬儀段取、火葬許可証、埋葬許可証の受取。印鑑登録証返還。年金受給停止手続。被爆者健康手帳返還手続。後期高齢者医療被保険者証返還手続。介護手当支給申請。
また、公共料金(電気、ガス、水道)支払い口座変更。携帯電話解約。
通夜、葬儀、通夜の夜は棺の横で一緒に寝ました。
四十九日法要、納骨、墓石に墓標彫刻の段取。
以前は銀行口座閉鎖や役所での届け出に伴いそれぞれ個別に戸籍謄本、住民票など用意していましたが、最近は法務局での『法定相続情報証明手続』が利用できるようになって便利になりました。家庭裁判所での『遺言書検認』も必要です。
さらに、最も大変なのが『遺品整理』です。何せ92年間の様々なものが押し入れ、タンス、倉庫などに一杯!
教訓:私ももうすぐ72才いつお迎えが来るかわかりません。『終活』はとても大切だということがよくわかりました。残された人に伝えたいことを列挙して正確に伝えることができるようにしておき、遺品整理に困らないようにモノは減らし、必要最小限の持物に減らすことを心掛けるようにしたいものです。
2021年9月15日(水) 母永眠
この9月2日に母が永眠いたしました。享年92才でした。
死因は3年半前に父が98才で逝った時と同じような『老衰』でした。二人ともお酒が好きで、自宅でヘルパーさんの手料理をサカナに、父は毎日ビール大瓶1本。母は毎日朝昼晩、1日3回日本酒合計3合飲んでいました。二人とも亡くなる2週間前から食欲がなくなり、亡くなる1週間前からお酒が飲めなくなりました。
二人とも病気はなく、痛いところもなく、苦しいこともなく、身体機能が徐々に低下して、眠るように亡くなりました。本人たちの希望により、点滴、胃瘻、チューブ栄養、導尿などはなしです。理想的な『死に様』と言えるでしょう。私も毎日往診(基本的には何もせず顔を見て会話する程度、末期は聴診、酸素飽和度測定程度)して、最後を看取りました。
本人たちの希望により、私夫婦、妹夫婦の4名で、通夜、葬儀を行いました。
人間いつかは必ず『死』を迎えます。両親は『老衰』という極めて幸せな死因でしたが、もちろん皆がそうなるとは限りません。
なるべく痛みや苦しみがなく、亡くなる直前まで満足のゆく生活ができ、『大往生』と言われるような『死に様』ができますように!
2021年9月1日(水) 私の理想とする終の棲家
現在私はマンション暮らしをしています。マンションは集合住宅なので便利な点もありますが、個人的には一戸建てが希望です。私は子供の時は別として、社会人になってからアパート、マンション暮らしは8回経験していますが、一度も一戸建てに住んだことがありません。
希望としては生涯に一度は理想とする一戸建てを立ててみたい希望があり、約10年前より、建築書、建築雑誌、テレビ番組(渡辺篤史の建もの探訪)を見て、様々な空想をし、アイデアをメモに書き留めています。
基本的なコンセプトは、豪華、華美とは無縁な簡素、機能的な住宅を追い求めています。希望としては、気持ちよい風呂(できれば小さくても良いので露天風呂)、七輪で小鍋が趣味なので備長炭が気楽に扱える表面が金属張りの小さなテーブルに排煙設備、ゆったりとしたトイレ、車いす生活になっても良いような段差のないフラットな床、酒や食料が機能的にストックできるパントリー、クルマは機能的な軽トラックが駐車でき購入した食料飲料などをパントリーまで運ぶ台車が通れる通路、そして最後に小さくても狭くてもいいので『まったく無駄な空間』を作って『小さな絵』を1枚掛けたい、などを夢見ています。
開業医をリタイアした際には是非とも理想とする家を作り、静かな老後を送りたいと考えています。
2021年8月18日(水) 『清潔はビョーキだ』
先日お亡くなりになった東京医科歯科大学寄生虫学藤田紘一郎教授の上記題名の著書を読みました。
今の日本人は清潔志向が強く、抗菌滅菌グッヅがたくさん売れて、極端に言えば無菌培養生物に近い状態をもとめることを強く批判しています。人間の皮膚、腸内、水道水、プールの水など無菌状態が理想的と考える人が増えていることを嘆いています。
細菌は有害なものもありますが、有害な細菌の増殖をブロックしてくれる有益な細菌もたくさんいます。
無菌状態が理想なのではなく、常在菌との『共生』がベストであるとしています。無菌状態を目指した結果が、O157、MRSA、アレルギー性疾患の増加を招いていると。
確かに私もある意味で正しいと思います。人間も自然界で多くの動物、細菌、寄生虫などと生きています。その自然の状態のおかげで、健康を保っている面はあるわけですが、人工的に抗生物質、消毒剤、洗いすぎなどで細菌、寄生虫との共生を断ち切り、無菌状態を目指すと様々な悪影響が発生し、通常では考えられない極端な病的状態に発展することは共感できます。
ただ、著書の中にトリコモナス原虫の記述があり、『既婚女性の10~20%にトリコモナス原虫の寄生が見られる』とされていましたが、産婦人科医療現場を担当しているものから言えばひとケタ多すぎると思いました。毎日分泌物検査(おりものを顕微鏡で見る検査)を数多く行っていますが、ありえない頻度だと言えるでしょう。しかし、本書の内容から言えばあまり問題となることではありません。
不潔がいいと言っているのではなく、異常な清潔(無菌)さを求めすぎるのは『百害あって一利なし』ということでしょう。
2021年8月4日(水) 新幹線利用が便利に
広島県の『新型コロナ感染拡大防止 早期集中対策』が始まる前に、尾道市立美術館で開催されている『岩合光昭写真展ーこねこ』を家内と二人で見に行きました。
新幹線で広島→新尾道まで行くのですが、以前はエキスプレス予約で予約して1名であればEX-ICカードをかざして改札を通れましたが、2名以上では発券機で紙の切符を出して改札を通る必要がありました。
発券機で紙の切符を発券するのは結構面倒でひと手間かかるのが苦痛でした。ところがこの3月より、乗車前に予約人数全員分の乗車用ICカードを登録している場合は、きっぷを受け取ることなくICカードで乗車できるようになりました。このICカードは私でいえばICOCAです。私と家内のICOCAを登録しておけば、ICOCAで新幹線改札を通ることができるわけです。これは画期的で、以前は1名で旅行する場合でもEX-ICカードとICOCAカードを2枚持つ必要がありましたが、ICOCAカード1枚で新幹線、在来線も自由に改札を通ることができます。紙の切符を発券していないので、直前まで変更、キャンセルが可能です。
実際にICOCAで改札を通ってみて、このスムースさには感動し、新幹線利用が楽しみになりました。
写真展をゆっくりとみて、隣の茶屋でビールで休憩。その茶屋のテーブルには黒猫の『ケンちゃん』が昼寝をしていました。この『ケンちゃん』は全国的に有名な猫で、美術館をテリトリーとして散歩しているようです。
広島県の『新型コロナ感染拡大防止 早期集中対策』が始まり、旅行や飲酒も制限されるようになりました。一日も早くワクチン接種が終了して、旅行や宴会が自由にできる日が来るように願っています。
2021年7月21日(水) 高齢者講習
今年は運転免許の更新に当たります。10月で72才になるため『認知症検査』はありませんが、もちろん『高齢者講習』はあります。書類が来たので予約して自動車学校に行きました。
座学、実技検査合わせて2時間30分コースです。座学は受けてみましたが、免許センターでの免許更新時の講習と同じような内容でした。実技は隣に教官が乗り指示通り運転するものですが、毎日クルマに乗っているものからすれば特に難しいものではありませんでした。
高齢者の自動車事故、特にアクセルとブレーキの踏み間違い、逆走、信号無視、などなどが多発しているため、高齢者ドライバーに対する厳しい社会の批判があります。
もちろん若者や中年世代による自動車事故も多いのですが、高齢者が事故を引き起こすと『何らかの制限を設けなければ』という風潮が発生するようです。新聞、テレビ報道番組などの論調も『高齢者の運転免許制限あるいは取り消しを』といったものが目立ちます。
私は18歳で運転免許を取得し、50年余り自動車、バイクを運転してきましたが、ぼちぼち終末が近づいてきたようです。まだ今回は『運転免許更新』をしますが、次は3年後の75才での『認知症検査』+『高齢者講習』を受けての更新になります。
高齢ゆえの判断力、視力、運動神経などの低下による悲惨な事故を起こす前に『運転免許返納』をしたほうが良いのかもわかりません。
でもでも、今しばらくは安全運転に徹して、もう少しクルマに乗りたいと希望しています。
2021年7月7日(水) シェービングブラシ購入
私は毎朝両刃カミソリで髭を剃るのが楽しみです。長年使ったミューレのシェービングブラシが中央部の毛足が欠損してお亡くなりになったので、新しく『KENT』のシェービングブラシ(写真)を購入しました。
このブラシは毛足が密なのでなかなか乾きません。使用後に十分洗浄して毛足の水分ををシッカリと搾り、さらに乾きやすいように毛足を十分に広げてから、シェービングスタンドに立てかけておきますが、
1日後→乾いておらず水気があります。
2日後→ほぼ乾いていますが完全とは言えません。
3日後→やっと完全に乾きました。
これでは気分がスッキリとせず、乾ききっていない湿ったシェービングブラシでは髭剃りを始める気がしません。
カビも生えるかもしれません。うぅ~。
そこで写真のようにシェービングブラシスタンドに4cmのパソコン用Fan(USB電源) を1cmほど浮かせて置いてみました。
シェービングブラシの下方よりFanの風を当てて乾かせる仕掛けです。(写真)
結果→大成功でした。わずか6時間で完璧に乾きました。かかった費用は4cmUSBFan、USB電源、合わせて2千円余りでした。これでストレスフリーになりました。
チョットしたことで、『幸せ感一杯』デス。