Diary 2022年4月~  Cat

2022年6月22日(水) ペーパーレス化へのささやかな進歩

当クリニックには倉庫があります。様々な備品のストックとともにおびただしい紙の書類ストックがあります。古い紙カルテ、過去7年分のの経理書類、過去7年分の患者さんにお渡しした領収書の控えなど。このなかで古い紙カルテは最低10年分は処分できません。電子カルテにすれば紙カルテの処分は可能ですが、電子カルテは危険性があり紙カルテの方が安全なので、今のところ電子カルテ化するつもりはありません。過去7年分の経理書類はスペース的には大したことはありませんが、過去7年分の患者さんにお渡しした領収書の控えは膨大なスペースとなっています。

領収書控えは1~4月分、5~8月分、9-12月分のそれぞれ4か月分を50cmの長さのプラスチック箱×3箱=1年分に入れて、7年分=計21箱をストックしています。これが膨大で困っていたところ、とうとう患者さんが増えて領収書控えがプラスチック箱に入りきらなくなりました。1年分を3か月分×4箱として、7年分=28箱に増やさざるを得ないのかとガックリしておりました。

しかし、よく考えてみると、(1)毎日患者さん別日計表を打ち出しているので領収金額(保険、自費)は把握できるはず、(2)レセプトコンピュータで領収書を打ち出しているのでもし必要であれば再発行も可能。

それなのに、なんで膨大な量の紙の領収書控えを7年分保存しておかなければならないのか?

早速会計事務所の税理士さんに電話→『7年分の患者さん別保険扱い、自費扱いの領収金額がわかるのであれば領収書控えの保存は必要ありません。』えぇ~!、そーなの!早く言ってよぉ~!

というわけで早速紙領収書控えを速攻で『機密文書溶解サービス』の段ボールに詰め込み、ヤマト運輸さんにお願いいたしました。

ヤレヤレ、倉庫スッキリ、気分スッキリ、キモチイーイ、サイコーデシタ!

2022年6月8日(水) 内診台の故障発生!

6月4日(土)診療中に内診台を動かすと異音が!うぅーん。色々見てもよくわかりません。そのまま診察をしていると→とうとう内診台が動作せず止まりました。あぁー!内診台の後部を見るとオイルがたくさん漏れていました。

もーダメだぁ。13:30頃だったので、患者さん数名に事情を説明して、『本日はもう診察不可能です。スミマセン。』と言って帰ってもらいました。→誠に申し訳ございませんでした。

至急修理をしないと月曜日の手術、診療が不可能になるので内診台メーカーの広島支店に電話→『只今営業時間外でございます』のメッセージ、ヒャ~!どーする、どーする!医療器械店も土曜日なので休み。思い切って医療器械店の担当者の方の携帯電話に→つながったぁ、ラッキー!事情を説明し、なんとか内診台メーカーに連絡をとってくださいとお願いする。

しばらくしてメーカーから折り返し電話あり、翌日6月5日(日)の9時に来てくれることになりました。ヤレヤレ。

翌日朝9時にメーカーの担当者の方来院、地獄に仏とはこのこと、後光がさしているように見えました。『これはオイルタンクが破損して、オイル漏れが発生し、油圧が上がらないために動かなくなっています。オイルタンク交換、オイル充填の修理すれば治ります。』ヤッホー!1時間30分後修理完了。丁重にお礼を申し上げ、缶コーヒーを飲んでいただきました。曰く『もう10年たっているので、ぼちぼち買い替えは?』アジャー!

カタログを頂戴し、後日新しい内診台の視察に行くことにしました。

格言を思い出しました。『いつまでもあると思うな親と金、ないと思うな運と災難』

2022年5月25日(水) 休日は大阪一泊、目の保養とサケびたり!

実家の建替えを計画中なので、『目の保養』をしようと大阪の家具ショールームと美術館へ行きました。家具ショールームは『アルフレックス』『モルテーニ』『カッシーナ』の3か所と、新しくできた『中之島美術館、開館記念特別展、モディリアーニ ─愛と創作に捧げた35年─』です。

大阪なので日帰りも可能ですが、それでは楽しみがないので前日よりホテルに一泊して、17時に南森町の『和食いいくら』さんを訪問。鯵のレアーフライ、あわびの海苔あえ、ローストビーフ(少し)、そら豆、しじみの味噌汁をいただき、ビール、ぬる燗で上機嫌になりました。

翌日は朝5時に起床、入浴後缶ビールで盛り上げて、朝食バイキングへ。

11時から家具ショールームを3軒回りました。さすがに立派な家具で圧倒されました。

3時から地下鉄を肥後橋で降りて徒歩で中之島美術館へ。気温が高く暑くてくたびれましたぁ~。美術館はできたばかりなのでとてもキレイ、モディリアーニは私が一番好きな画家なので、見たことがある作品が多くありましたが、何度見ても新鮮で特に後半期の作品には目を見張るものがあります。ひろしま美術館の常設展にあるモディリアーニの作品もありました。

私は映画はあまり見ませんが、モジリアーニを描いた『モディリアーニ 真実の愛』『モンパルナスの灯』は観ました。

美術館を見終わってとりあえず新大阪へ行こうとしましたが、もはや御堂筋線まで歩く元気はなく、やっと見つけたタクシーで淀屋橋駅へ、御堂筋線で→新大阪到着。暑さと歩き疲れた体を何とかしようと居酒屋→直行、肉豆腐と枝豆でビール、冷酒で疲れを癒しました。19時に自宅着、ハーフカツサンドでまたビール。いい休日でした。

2022年5月11日(水) クラウドはいいネ!

日常生活で様々な動線で動く際にデータの利用、編集をしようとすると、昔はフロッピーディスク、その後はUSBメモリなどにデータを保存して持ち歩かないとどうにもなりませんでしたが、今では便利なクラウドサービスがあります。私はOneDrive、GoogleDrive、DropBox、Simplenoteなどを使っています。特にOneDriveは1TBの容量があり、最新のオフィスプログラムも使えるので重宝しています。

家を建てる構想を練ろうとすると、メモがかかせません。チョットしたアイデアが閃いた場合はすかさずメモしておかないと、すぐに忘れてしまします。クラウド(テキストベースのSimplenote)に放り込んでおけばクリニック、出先、自宅、寝床、ハウスメーカーの打ち合わせ場所どこでもサッと開けて、データの閲覧、追加、編集ができます。特に朝2時ころに目が覚める私としては4時30分の起床までの2時間半は様々なことを考え、メモする貴重な時間帯となっています。本来はSimplenoteではなくEvernoteのほうが良いのかもわかりませんが、Simplenoteの前身のResophNotesを使っていた関係で私はSimplenoteファンとなっています。

また膨大なオフィスデータ、患者台帳、画像データ、住所録、その他も持ち歩くことなく、どこでも、パソコンでもスマートフォンでも使うことができます。もはや、クラウドサービスがない世界は想像できません。

現実にどこのハードディスクやSSDに私のデータがあるのかはわかりませんが、便利な時代になったことを素直に感謝しています。

2022年4月27日(水) Atok雑感

私は今までWindowsパソコンの日本語入力にWindows付属のIMEを使っておりました。一時期Googleの日本語入力を使ったこともありましたが、明らかにGoogleの日本語入力よりIMEの方がが良かったので長い間IMEオンリーでした。

先日仲間のメーリングリストで『ジャストシステムのAtokは有料で高いけどIMEよりとても優れている』との情報を得ました。

それではということでとりあえず1年間の料金(年間プレミアム7,920円)を前払いし、WindowsでもAndoroidでも10台までインストールOKとのことなので、Windowsパソコン3台とAndoroidスマホ1台にインストールしました。Atokを理解するまでに少し時間がかかりましたが、使えるようになりました。

う~ん、長い間IMEに慣れている私にはメリットは感じられませんでしたが、設定を色々変えてみる、7,920円も支払ったのでもったいない、などと思い『がまんして』1か月使ってみましたが、変換候補一覧画面が大きすぎる(変換候補同士の間隔が広すぎる)、急ぐ時にはIMEより時間がかかり精神衛生上よろしくない。

ということで結局、Windowsパソコン3台ともAtok→IMEに戻しました。評判のよいAtokでしたが、私には合いませんでした。

プログラムは世の中の評判より、そのプログラムを使用する個人の評価の方が大切なことがよくわかりました。

Andoroidスマホの方は可もなく不可もなしという状況なのでしばらく使ってみる予定です。

2022年4月13日(水) 福山ニューキャッスルホテル一泊

5年に一度の産婦人科専門医資格更新の案内が来ました。[必修] 医療安全、[必修] 医療倫理、[必修] 感染対策、共通講習(必修)、共通講習(必修以外)、産婦人科領域講習、学術集会参加登録の単位が必要です。いつもは余裕で必要単位数をクリアーしていましたが、今回は単位不足となっていました。うーん。どうしようか?もう72歳だし、専門医資格更新には費用(33,000円)もかかるし、もうい~っかぁ~、資格更新は止めとこうかと。

4月6日に念のため不足単位を調べてみることに、トータル40単位必要なのですが、39単位で40単位まで残りあと1単位です!何かあと1単位ないかと探すと、翌日の4月7日に福山で『第277回広島県東部産婦人科医会学術講演会 HPVワクチンによる子宮頸がん予防~現状と課題~』があることを発見。⇒出席するために福山に行くことにし、速攻で福山市で開業しているK先生に電話してK先生も出席することを確認し、『どゃぁ後一杯は?』⇒『OK』となり、また速攻で会場の福山ニューキャッスルホテル宿泊予約も。

4月7日(木)診療を終えて、15:11広島発のさくら556にて福山へ。16時前に福山ニューキャッスルホテルにチェックインし、ゆっくり風呂に入り、テレビを見てリラックス。19:00に講演会会場へ、K先生と合流。20:00終了と同時に二人でバーに。

K先生とは35年前に県立広島病院産婦人科で一緒だったので、昔話をサカナに痛飲。コロナ騒動で自粛していましたが久しぶりに旅行、町飲みを堪能しました。

翌日は4:30起床、入浴、朝早いためホテルの朝食が始まっていないのでホテル横の『なか卯』で朝食。6:33福山発のこだまで広島に帰り、クリニックの掃除、手術前準備、外来手術を済ませて、10:00~外来診療。

これでまたもう5年間『産婦人科専門医資格』ゲットしました。